腸内細菌には『1つの臓器』に匹敵するほどのはたらきと影響力があります。
どんなに良いサプリや、食材を食べていても、腸内細菌のはたらきが悪ければカラダはうまく機能しません。
毎日、うんちでるよーといってもコロコロ便や下痢だとしたら腸内環境がいいとは言えません。(汗)
腸内細菌たちが元気にはたらいてくれていてこその私たち。
腸内環境をよくするためのポイントを紹介します。
腸内細菌は万能薬をだしている
腸内細菌がつくり出してくれる『短鎖脂肪酸』たんさしぼうさん。これが私たちの健康を決める大切な万能薬です。これがたくさんあるかどうかで、元気でいられるかそうでないかの分かれ目なんです。
この万能薬はこんな働きをしてくれています。
①わるい菌の侵入をとめる
②水分や栄養の吸収を助ける
③アトピーや花粉症などにならないように守ってくれる
⑤太りにくくしている
腸内細菌が欲しいものは食物繊維だ!
腸内細菌は食物繊維をえさにして増えることができます。食物繊維を食べていないと腸粘膜はどんどん薄くなり、ひどくなると潰瘍になったり、大腸炎などにまっしぐら。
繊維質を含まないエサを与えられたマウスは、たった4日!で腸内細菌のバランスが崩れたというデータもでています。逆に、食物繊維が多いとすごいメリットがたくさんあります。
「食物繊維が少ないと細菌が粘液層を侵食し、さらに細菌が軽度の炎症ををうながす」 参照『細胞:宿主と病原菌』
逆に食物繊維の多い人は、少ない人に比べて早期死亡率が23%下がり、癌の発症率は17%も低下、炎症性の病気に至っては、なんと43%もリスク下がる。
参照:2015年中国のデータ
健康食品にあれこれ使うより、食物繊維を意識するだけでもだいぶ違うのではないでしょうか?日本人は本当に食物繊維が足りていなくて、特に若者たちの食物繊維の量が少ないというデータがでていました。
朝 食べない、昼、菓子パン、サンドイッチ、夜、外食・・
どうやったって足りてません。
毎日継続するには味噌汁がベスト!

生野菜なら両手盛り=両手をお椀みたいにした時に入る量、
加熱したものなら片手にのる量
の食物繊維です。毎日、具沢山お味噌汁にしてしまえばOK!
①お味噌の菌
②オリゴ糖(大豆、玉ねぎ)
③食物繊維
この3つは腸内細菌が元気100倍になる大喜びのお食事です。
食物繊維と聞くと、ごぼう!っと思うかもしれませんが、ぬるぬるしたもの、ネバネバした海藻も水溶性食物繊維といって腸内細菌が喜ぶものです!めかぶ、もずくは一年中あります。積極的に食卓にあると良いですね。
オリゴ糖というと、バナナや蜂蜜などの甘いものを想像しますが、玉ねぎなどにもたくさんのオリゴ糖が含まれます。大豆もオリゴ糖多いのでおすすめ。
腸内細菌は抗生物質1回でかなり死ぬ
たった一回の抗生物質でほぼ死んでしまう・・しかも、これが元に戻るのになんと!約2ヶ月かかることもある・・
それを知らなかった私は、医師の言うがまま長期間、抗生物質を飲ませ続けてしまった結果次男はカラダ弱いです。
でも、抗生物質を全否定しているわけではなく、短期間で早めに治したい場合だってありますよね。そんな時は、乳酸菌やミヤリ酸などを一緒にとって、腸内細菌叢をケアしながら抗生物質を活用するのがベストです。
抗生物質を絶対にとりたくない!という場合は、天然の抗生物質(ハーブ)と言われるオリーブの葉のサプリメント。ポイントは、濃度をしっかり高めるのが体感を得られやすいです。ちなみに、私は通常1日3粒のところを6粒ぐらい飲んでもまだ足りない感じでした。自分の体で試すといいです。

おすすめ乳酸菌
クレアラボのコンプリートバイオテック
クリニックの患者さんでお腹の調子が良くなる率が高かったものです。1カプセルの中に菌が13個ぐらい入っている。菌がたくさん入っていることが重要。
私自身もこれで便の臭いが臭くなくなりました。パウダーとカプセルの2パターンあり。
パウダーは付属のスプーンで飲みますが、口の裏側にくっつきやすく、スプーンを洗う手間がめんどくさいので、カプセルの方が人気です。
子供にも飲ませてました。大変秀逸な品ですが、コスト的に継続が難しい。
https://www.klaire.co.jp › product › products › detail
ミヤリサン
ドラックストアで手軽に買えます。酪酸菌で大腸に効かせます。酪酸菌自体が腸内細菌がつくりだしてくれている万能薬みたいなものです。これ単体では物足りない感じですが、なくてはならない存在。子供にも飲ませています。
ただし、こういったサプリメントは効く効かないの個人差がものすごくあります。自分に合う菌を探し求めることになるかもしれませんが、どんどん浮気しながら、これだ!というものを見つけて下さい。
今後も、乳酸菌のサプリメントは沢山あるので、色々試した中でよかったものなどを更新していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
①腸内細菌は天然の薬を出してくれている。短鎖脂肪酸が元気のもと。
②腸内細菌は食物繊維を餌に増える。味噌汁が毎日継続しやすい。
③抗生物質使うなら、乳酸菌、酪酸菌と共に使用する。